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2026年02月09日
【札幌】ワカサギ釣りで腰が痛い!「あぐら」vs「椅子」理学療法士が教える腰痛回避の正解
現在開催中の「さっぽろ雪まつり」、皆さんはもう足を運ばれましたか?大通会場の雪像も見事ですが、私たちブーストケアがある豊平区・南平岸エリアも、連日の冷え込みで路面がツルツルになっていますね。地下鉄南平岸駅から当院へ向かう道中も、雪山が高くなっていて見通しが悪くなっていますので、ご来院の際は足元に十分お気をつけてお越しください。
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さて、2月の札幌といえば、冬の風物詩「ワカサギ釣り」がシーズン真っ只中です。茨戸川や篠津湖など、札幌近郊の釣り場は週末になるとカラフルなテントで埋め尽くされています。寒さをこらえて糸を垂らし、銀色の小さな魚が釣れた時の喜びは格別ですよね。

でも、こんな経験はありませんか?テントの中で長時間じっとアタリを待って、いざトイレや休憩で立ち上がろうとした瞬間、「アイタタ…!」と腰に激痛が走る。あるいは、翌朝起きたら腰がガチガチに固まっていて、起き上がるのもひと苦労だった、という経験です。
特に、過去に腰の手術をされた方や、慢性的な腰痛をお持ちの方にとって、長時間の座位は大きな不安要素だと思います。そこで今回は、釣り場でもよく議論になる「あぐら」と「椅子(アウトドアチェア)」、結局どちらが腰に優しいのか?という疑問に、理学療法士の視点でズバリお答えします。
Contents
結論から言います。「腰への負担」だけで見るなら軍配はこちら
いきなり結論を申し上げますと、医学的な視点、特に「腰への負担の少なさ」だけで判断するならば、「椅子(チェア)」の圧勝です。

これは決して「あぐらがダメ」と全否定するわけではありませんが、腰痛リスクを最小限に抑えたいのであれば、椅子を選ぶのが賢明な選択と言えます。では、なぜそう言い切れるのか、少し詳しく解説していきましょう。
理学療法士が「椅子(チェア)」を推す医学的な理由
私たちが座っている時、腰にかかる負担を左右する最大の要因は「股関節と膝の位置関係」にあります。
理想的なのは、膝よりも股関節(お尻の位置)が少し高い位置にあることです。椅子に座ると、自然とこの角度が作りやすくなります。この姿勢だと、骨盤がスッと立ちやすくなり、背骨が本来持っている緩やかなS字カーブ(生理的前弯)を保ちやすくなるのです。背骨のカーブが保たれていると、頭の重さや重力の負担をうまく分散できるため、腰の筋肉や椎間板にかかるストレスが大幅に減ります。

特にワカサギ釣り用の座面が高い椅子や、リクライニング機能がついたしっかりした椅子であれば、長時間座っていても「骨盤が後ろに倒れる」ことを防いでくれます。これが、私が椅子をおすすめする最大の理由です。
なぜ「あぐら」は腰痛リスクが高いのか?
一方で、氷の上にマットを敷いて座る「あぐらスタイル」はどうでしょうか。あぐらをかくと、構造上どうしても骨盤が後ろに倒れ(後傾し)やすくなります。
ぜひ今、その場で試してみてください。あぐらをかいて、力を抜いてみましょう。自然と背中が丸まり、猫背になりませんか?この「骨盤が後ろに倒れて背中が丸まった状態」こそが、腰にとって一番辛い姿勢なのです。
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この姿勢が続くと、腰の骨と骨の間にあるクッション材「椎間板」に対して、前方から強い圧力がかかり、中身が後ろに飛び出そうとする力が働き続けます。もしあなたが過去に椎間板ヘルニアと診断されたことがあるなら、この姿勢は再発のリスクを高める要因になりかねません。また、背中の筋肉も常に引き伸ばされた状態で緊張するため、血流が悪くなり、頑固な痛みの原因となってしまうのです。
![![腰椎椎間板ヘルニアの解説図。左側は腰椎と骨盤の全体像で患部を強調。右側は拡大断面図で、ヘルニアが神経を圧迫し痛みを引き起こしている様子をアメコミ調の稲妻や衝撃波で表現している] https://boost-care.com/wp-content/uploads/2026/01/IMG_1515.png](https://boost-care.com/wp-content/uploads/2026/01/IMG_1515-1024x572.png)
寒さと不動姿勢のダブルパンチ!氷上のテント内で起きている体の変化
「姿勢」だけでなく、「環境」も腰痛を加速させます。ワカサギ釣りの現場は、いくらテント内やヒーターがあるとはいえ、足元からは氷の冷気が容赦なく上がってきます。
冷えると古傷が痛むのは「血流」のせい
私たちの体は寒さを感じると、熱を逃がさないように血管をギュッと収縮させます。血管が縮まると、筋肉への酸素供給が滞り、疲労物質が流れにくくなります。これが「筋肉のコリ」や「痛み」の正体です。
特に手術の既往歴がある場所は、切開した皮膚や筋肉の柔軟性が周囲よりも低下していることが多く、血流も悪くなりやすい傾向にあります。「寒くなると古傷が痛む」というのは気のせいではなく、血行不良による酸欠状態のサインなのです。足元からの冷えは、お尻や太ももの裏側の大きな血管を冷やし、それが腰回りの筋肉を硬くする原因になります。
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動かないことが最大のリスク?「同じ姿勢」が及ぼす椎間板への圧力
さらに怖いのが「動かないこと」です。ワカサギ釣りは、繊細なアタリを見逃さないよう、じっと動かずに集中する時間が長いですよね。
医学的には、重いものを持つなどの「強い負荷」よりも、弱くても「持続的な負荷」の方が、組織を変形させやすいことがわかっています。これを「クリープ現象」と呼びます。
例えば、ゴムを強く引っ張ってすぐ離せば元に戻りますが、弱く引っ張ったまま数時間放置すると、ゴムは伸びきって元に戻らなくなりますよね。これと同じことが、あなたの腰の靭帯や椎間板で起きていると考えてください。椅子であれあぐらであれ、「30分以上全く同じ姿勢」でいること自体が、実は最大のリスクなのです。
それでも「あぐら」で釣りたい!そんな時のためのプロ流・骨盤対策
ここまで椅子を推奨してきましたが、「低い目線で釣るのがワカサギ釣りの醍醐味だ」「テントの天井が低いからあぐらじゃないと無理」という方もいらっしゃるでしょう。そのお気持ち、よく分かります。
そこで、どうしてもあぐらで釣りたい方のために、腰への負担を劇的に減らす「プロ流・骨盤対策」を伝授します。
座布団一枚で変わる!「お尻の下」を高くする工夫
あぐらで腰が痛くなる原因は「骨盤が後ろに倒れること」でしたね。それなら、強制的に骨盤が立つ環境を作ってしまえばいいのです。
方法は簡単です。お尻の下(坐骨の部分)にだけ、厚手の座布団や折りたたんだタオルを敷いてください。 ポイントは、足(膝)の下には敷かず、お尻だけを高くすることです。
こうすると、お尻の位置が膝よりも高くなり、物理的に骨盤が前へ傾きやすくなります。これだけで、背筋がスッと伸びやすくなり、腰への負担が驚くほど軽くなります。専用の傾斜がついたクッションなども販売されていますが、まずは家にあるバスタオルを二つ折りにして敷くだけでも効果を実感できるはずです。
テント内でもバレずにできる「こっそり骨盤リセット運動」
次に、先ほどお話しした「動かないリスク」への対策です。釣りに集中している時でも、周りにバレずにできる「骨盤リセット運動」を取り入れましょう。
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やり方はシンプルです。座ったまま、骨盤を「寝かせる(背中を丸める)」→「起こす(腰を反らす)」という動きを、ゆっくり交互に繰り返すだけです。
竿を握ったままでも構いません。1時間に1回、この動きを5往復ほど行うだけで、固まりかけた腰の筋肉がほぐれ、椎間板にかかる圧力の位置を変えることができます。「釣れないなぁ」とため息をつくタイミングで、ぜひ骨盤をゆらゆらと動かしてみてください。これだけで、帰宅時の腰の軽さが全く違ってきますよ。
楽しい時間を翌日の痛みに変えないために
楽しいレジャーの後に痛みが残ると、せっかくの思い出も台無しになってしまいます。帰宅後は適切なケアで体を労ってあげましょう。
帰宅後のケアは「温める」が正解?
釣りの後の腰痛は、捻挫などの怪我(急性期)とは違い、冷えと筋肉の緊張によるものがほとんどです。ですので、基本的には「温める」のが正解です。
帰宅したら、まずは熱めのシャワーではなく、ぬるめのお湯にゆっくり浸かってください。体の芯から温まることで、収縮していた血管が広がり、滞っていた疲労物質が流れ出します。もし可能なら、湯船の中で軽く腰をひねったり、膝を抱えるストレッチを行ったりするとさらに効果的です。
ただし、もし「ズキズキと脈打つような鋭い痛み」がある場合や、転んで打撲をしたような場合は炎症の可能性がありますので、その時は温めずに冷やす(アイシング)を選択してください。判断に迷う場合は、無理をしないことが大切です。

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違和感が残ったら無理は禁物。早めのメンテナンスを
「数日経っても腰の重さが取れない」「足にしびれが出てきた」という場合は、ただの筋肉痛ではないかもしれません。特に手術歴がある方や慢性痛をお持ちの方は、無理に動かそうとせず、専門家のチェックを受けることをお勧めします。
私たちブーストケアでは、理学療法士の国家資格を持つスタッフが、あなたの体の状態を医学的に評価し、痛みの原因を探ります。「ただ揉むだけ」ではなく、今回ご紹介したような「あなたに合った座り方」や「負担のかからない体の使い方」までしっかり指導させていただきます。

ワカサギ釣りは、北海道の冬を楽しむ素晴らしいアクティビティです。腰痛の不安を解消して、心から釣りを楽しめる体づくりを一緒にしていきましょう。
もし「次の釣行までに体を整えたい」と思われたら、ぜひお気軽にご相談くださいね。
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