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2026年01月30日

腰痛 ギックリ腰

なぜ冬はぎっくり腰が増える?南平岸のブーストケアが解説する「寒さ」と「痛み」の意外な関係

 

皆さん、こんにちは。札幌市豊平区、地下鉄南平岸駅から徒歩3分の場所にある『ブーストケア』です。

1月も下旬を迎え、今の札幌はまさに一年で最も寒さが厳しい時期です。先日からの記録的な大雪で路肩の雪山は背丈ほどまで高くなり、日中に少し溶けた雪が夕方には凍りついて、南平岸周辺の路面もスケートリンクのようにツルツルの状態が続いていますね。もうすぐ「さっぽろ雪まつり」の準備も本格化し、街全体が冬のピークを迎えています。毎日の雪かきで身体は悲鳴を上げ、朝布団から出るだけでも「よいしょ」と気合が必要だという方も多いのではないでしょうか。

![雪道で突然のぎっくり腰に襲われ、苦悶の表情で腰を押さえる中年男性のアメコミ風イラスト。頭上の吹き出しには「グキッ!!」という文字があり、腰からは痛みを象徴する黄色い稲妻が走っている。背景は雪が降る寒そうな街並み。](image_3.png) https://boost-care.com/wp-content/uploads/2026/01/IMG_1585.png

そんな今の時期、当院に駆け込まれるお客様の中で急増しているのが「冬のぎっくり腰」です。重いものを持ち上げたわけではないのに、朝顔を洗おうと前かがみになった瞬間や、ツルツル路面で足を取られて少し踏ん張った瞬間に、腰に電気が走るような鋭い痛みが走るケースが後を絶ちません。特に、過去にヘルニアなどの手術を受けた経験がある方や、長年腰痛と付き合っている方にとっては、この季節は本当に気が抜けない毎日かと思います。

なぜ、冬になるとこれほどまでにぎっくり腰が増えるのでしょうか。単に「冷えているから」という一言で片付けてしまうのは簡単ですが、実はそこには私たちの身体の精巧なメカニズムと、北海道の冬特有の環境要因が複雑に絡み合っています。今回は理学療法士の視点から、冬の腰痛の正体と、医学的根拠に基づいた対策について詳しく解説していきます。

なぜ冬に「ぎっくり腰」が急増するのか?医学的な3つの理由

冬に腰を痛めやすいのには、明確な医学的理由が存在します。「なんとなく調子が悪い」のではなく、身体の中で物理的な変化が起きているのです。ここでは大きく分けて3つの原因について、専門的な視点を交えつつわかりやすくお話しします。

血管の収縮と筋肉の「酸欠」

![アメコミ風の3コマ漫画で表現された「冷えによる腰痛のメカニズム」の解説図。上部に大きなタイトルで「冷えによる腰痛のメカニズム!」とある。左のコマは「原因」で、冷たい風が肌に当たり、交感神経の稲妻が走る様子。中央のコマは「反応」で、赤い血管が矢印によって圧迫され「血管収縮」している様子。右のコマは「結果」で、筋肉の繊維が紫色に変色して硬直し、「酸欠」「筋肉の酸素欠乏」という文字が添えられている。](image_7.png) https://boost-care.com/wp-content/uploads/2026/01/IMG_1586.png

まず一つ目の理由は、寒さに対する自律神経と血管の反応です。私たちの身体は寒さを感じると、体温を外に逃がさないように交感神経が優位になり、全身の血管をギュッと収縮させます。血管が細くなるということは、そこを流れる血液の量が減ることを意味します。筋肉が伸び縮みしてスムーズに動くためには、血液によって運ばれてくる酸素や栄養素が不可欠ですが、血流が悪くなると筋肉はいわば「酸欠状態」に陥ってしまいます。

酸素が足りなくなった筋肉は、柔軟性を失い、硬くこわばります。さらに、血流が滞ることで、本来流されるはずの疲労物質や「発痛物質(痛みを感じさせる物質)」がその場に留まりやすくなります。このように酸欠でガチガチになった筋肉に対して、急に動かすなどの負荷がかかると、筋肉の繊維が耐えきれずに損傷したり、強い炎症反応を起こしたりします。これが冬のぎっくり腰の正体の一つです。イメージとしては、古い輪ゴムを寒い場所で急に引っ張るとプツンと切れやすくなるのと似ています。私たちの腰の筋肉でも、これと同じような現象が起きているのです。

厚着と寒さによる「姿勢の固定化」

二つ目の理由は、冬特有の服装と姿勢の変化にあります。今の時期、外出する際は厚手のダウンジャケットやコートを着込みますし、インナーも何枚か重ね着をすることが多いはずです。衣類自体に重さがある上に、モコモコとした厚着は関節の可動域を物理的に制限してしまいます。腕が振りにくかったり、胴体を捻りにくかったりした経験はありませんか。

さらに私たちは寒いと、無意識のうちに肩をすくめ、背中を丸めて身体を縮こまらせようとします。これは重要な臓器が集まる身体の中心部を守ろうとする防御反応なのですが、この姿勢が長時間続くと、背骨や骨盤周りの動きがロックされたような状態になります。関節の「遊び(余裕)」がなくなった状態で、ふとした拍子に身体を捻ったり前かがみになったりすると、その衝撃を関節や筋肉でうまく吸収しきれません。その結果、腰の椎間関節や靭帯に直接大きな負担がかかり、グキッといってしまうのです。

雪道で踏ん張る「無意識の筋疲労」

![雪の積もった急な坂道を、転ばないように慎重にペンギン歩きで下る男性のアメコミ風イラスト。全身が緊張で強張っている様子が体の周りの振動線で表現され、吹き出しには「ガチガチ...」という文字がある。背景は電柱のある冬の住宅街。](image_11.png) https://boost-care.com/wp-content/uploads/2026/01/IMG_1584.png

三つ目は、札幌にお住まいの皆さんなら誰もが共感できる「雪道歩行」の影響です。南平岸駅周辺も坂道が多く、今の時期はペンギンのように歩幅を小さくして、慎重に歩かれていることと思います。転ばないように注意して歩いている時、私たちの身体は常に緊張状態にあります。

滑って転倒しなかったとしても実は「滑りそうになって堪える」という動作の繰り返しだけで、腰や股関節周りのインナーマッスルは夏場の何倍もの活動を強いられています無意識のうちにバランスを取ろうとして細かい筋肉を酷使し続けているため、家に帰ってホッと一息ついた瞬間や、翌朝になってから、蓄積した疲労が限界を超えて痛みとして現れることがあります。当院では以前、雪かきや雪道での身体の使い方についても詳しく解説しました。ぜひ以下の記事もあわせてご覧ください。

合わせて読みたい▶「雪かきで腰を痛めないための身体の使い方」を読む

「ただの腰痛」と侮らないで。手術既往歴がある方の冬のリスク

30代から60代の方の中には、過去に腰の手術を受けた経験がある方や、長年の慢性痛を抱えている方もいらっしゃるでしょう。そうした方々にとって、冬の寒さは一般の方以上に深刻なリスク要因となります。

古傷が痛むのは「気のせい」ではありません

「雨が降る前や寒い日は古傷が痛む」というのは、決して迷信や気のせいではありません。これには「天気痛」や「気象病」と呼ばれる医学的な背景があります。気温が急激に下がったり気圧が変化したりすると、手術痕や怪我をした場所の周辺にある痛覚神経が過敏になることが知られています。交感神経が興奮しやすくなり、普段なら痛みとして感じない程度の刺激でも、脳が「痛み」として敏感にキャッチしてしまうのです

特に手術をした箇所は、皮膚や筋肉の組織が癒着して硬くなっていることが多く、寒さによる血行不良の影響をより強く受けやすい傾向にあります。以下の記事でも気圧と痛みの関係について触れていますが、既往歴がある方は、この時期は身体のセンサーが敏感になっている状態だと言えます。だからこそ、一般的なマッサージで表面をほぐすだけでなく、神経や深層の組織へのアプローチが必要になるのです。

あわせて読みたい▶「冬に古傷が痛むのはなぜ?気圧と痛みの関係」を読む

再発を防ぐために「温める」だけでは足りない理由

冬の腰痛対策として、使い捨てカイロを貼ったり、ゆっくりお風呂に浸かったりすることは非常に有効です。しかし、それだけでは「その場の痛み」を和らげることしかできません。根本的な予防、つまり「ぎっくり腰にならない身体」を作るためには、温めることに加えて「筋肉をポンプとして使う」ことが不可欠です。

筋肉は動かすことで伸縮し、ポンプのように血液を全身に送り出す役割を持っています。外から温めるのは受動的なケアですが、自分の筋肉を使って内側から熱を生み出し、血流を改善させるのは能動的なケアです。手術歴がある方や慢性痛がある方は、恐怖心からどうしても「安静」を選びがちですが、動かさないでいると筋肉はますます痩せて硬くなり、血流ポンプの機能が低下するという悪循環に陥ってしまいます。もちろん、痛みが激しい急性期は安静が必要ですが、ある程度落ち着いてからは、適切な方法で動かしていくことが回復への最短ルートとなります。

南平岸のブーストケアが提案する「動ける身体」へのアプローチ

では、具体的にどうすれば良いのでしょうか。病院に行くほどではないけれど、一般的なジムや整体では不安だという方にこそ、ブーストケアが提供するサービスがお役に立てると確信しています。

安静にしすぎは逆効果?理学療法士の視点

私たち理学療法士の世界では、近年の腰痛ガイドラインにおいて「過度な安静は回復を遅らせる」ということが常識となりつつあります。痛いからといって何日も寝たきりで過ごすと、筋力が低下するだけでなく、精神的にも「動くと痛いのではないか」という恐怖心が植え付けられ、慢性痛へと移行しやすくなるからです。

大切なのは「痛くない範囲で、正しく動く」ことです。しかし、自分一人ではどこまで動いていいのか、どんな動きが安全なのか判断が難しいのが現実です。間違った自己流の運動でかえって痛めてしまうことも少なくありません。だからこそ、国家資格を持つ専門家のサポートが必要になります。

あなた専用の「痛くない動き」を見つけるオーダーメイド施術

ブーストケアでは、まず最初にお客様の身体の状態を医学的な視点で詳細に評価します。手術の既往歴、現在の痛みの出る動作、筋肉の硬さ、関節の可動域などをチェックし、「なぜ痛いのか」の原因を突き止めます。その上で、硬くなっている関節や筋肉を徒手療法(施術)で丁寧に緩め、動かしやすい状態を作ります。

施術で身体が整った後は、その状態を維持・向上させるためのパーソナルトレーニングを行います。トレーニングと言っても、いきなり重いバーベルを持つようなことはありません。呼吸法を使ってインナーマッスルを活性化させたり、負担のかからない姿勢で関節を動かしたりと、お客様のレベルに合わせた「医学的根拠のある運動」を処方します。

例えば、雪道でガチガチになった股関節を緩め、腰にかかる負担を分散させるような運動や、自宅で寝る前に1分でできるセルフケアなど、生活スタイルに合わせた提案も行っています。もし、ご自身の腰痛に対して「湿布を貼る以外にできることが知りたい」「もう二度とあの激痛を味わいたくない」とお考えであれば、ぜひ一度ご相談ください。

冬の腰痛は身体からのSOSです。その声を無視せず、春に向けて今のうちからしっかりと身体の土台を整えていきましょう。私たちが全力でサポートいたします。

また、もうすぐ開催される「さっぽろ雪まつり」などで長時間歩く予定のある方は、人混み特有の腰への負担にも注意が必要です。以下の最新記事で対策をまとめていますので、あわせてご覧ください。

ブログNo.4263「もうすぐ雪まつり!人混みや寒さで腰を痛めないための歩き方」を読む

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