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2025年12月30日

足首周りの痛み

雪道通勤の足裏痛はアーチ崩れが原因?札幌ブーストケア

 

毎朝の雪道通勤、本当にお疲れ様です。その足裏の痛み、我慢していませんか?

札幌の冬、毎日の通勤は本当に大変ですよね。
氷点下の朝、まだ暗いうちから家を出て、ツルツルに凍った路面や、昨日降った雪が固まってボコボコになった歩道を歩く。

ビジネスシューズや冬底の革靴で、転ばないように神経をすり減らしながら一歩一歩慎重に進む。会社に着く頃には、すでに足が棒のようになっていることも多いのではないでしょうか。

そんな日々の中で、ふとした瞬間に足に違和感を覚えることはありませんか?

「朝、布団から出て最初の一歩を踏み出すとき、足の裏にかかと付近にピキッとした痛みが走る」
「長時間デスクワークをして、立ち上がろうとした瞬間に土踏まずがズキズキする」
「帰宅して靴下を脱ぐと、足の裏全体が重だるく、熱を持っているような気がする」

もしあなたが一つでも当てはまるなら、それは足の「アーチ」が機能不全を起こしている危険なサインかもしれません。
足は、建物を支える「基礎」と同じです。基礎がグラグラしていては、その上の建物(身体)もいずれ歪んでしまいます。

今回は、なぜ雪道通勤で足が痛くなるのか、その本当の原因を「足の解剖学」の視点から紐解いていきます。
対策やケアを知る前に、まずはご自身の足の中で一体何が起きているのか、その仕組みを正しく理解することから始めましょう。

毎日の雪道通勤、足裏の痛みは「悲鳴」です

雪道を歩くとき、私たちは無意識のうちに夏場とは全く違う歩き方を強いられています。
重心を低くし、歩幅を小さくし、ペンギンのようにペタペタと歩く。これは転倒防止には有効ですが、足裏の筋肉にとっては過酷な労働環境です。

その痛み、足底筋膜炎の一歩手前かもしれません

多くの方が感じる「かかとの前あたり」や「土踏まず」の痛み。
この痛みの正体は、多くの場合「足底筋膜(そくていきんまく)」という組織のトラブルです。

足底筋膜とは、かかとの骨から5本の指の付け根に向かって、扇状に広がっている強靭な膜のことです。
この膜は、歩くたびに伸び縮みして衝撃を吸収したり、蹴り出す力を伝えたりしています。

イメージしてみてください。新しくて柔らかいゴムバンドなら、何度引っ張ってもすぐに元に戻ります。
しかし、古くなって硬くなったゴムバンドを、寒空の下で無理やり引っ張ったり、硬い棒で叩き続けたりしたらどうなるでしょうか?
ゴムの繊維がプチプチと切れたり、伸びきってしまったりしますよね。

雪道のデコボコによる不規則な衝撃と、滑らないように踏ん張る力が繰り返されることで、足底筋膜には微細な傷がつきます。
これが「痛み」として現れているのです。今はまだ「違和感」程度でも、放置すれば炎症が強くなり、歩くことさえままならない「足底筋膜炎」へと進行してしまう可能性があります。

雪道特有の「踏ん張り」が負担をかける理由

札幌の冬道で特に足に悪いのが、靴の中での「指の縮こまり」です。
滑るのが怖いとき、人は無意識に足の指をギュッと丸めて、地面を掴むような動作をします。

これを専門的には「クロートゥ(鉤爪のような指)」に近い状態といいます。
試しに今、足の指をギュッと丸めてみてください。足の裏の土踏まず部分が硬く緊張するのがわかると思います。

雪道を歩いている間、数十分もの間ずっとこの「緊張状態」が続いているのです。
さらに、ビジネスシューズなどの革靴は、ソールが硬く、足の動きに合わせて曲がってくれません。
「指は掴もうとしているのに、靴は曲がらない」
この矛盾した力が、足裏の筋肉や膜に強烈なストレスを与え続けているのです。

解剖学で見る「足部アーチ」のすごい機能

では、本来私たちの足にはどのような機能が備わっているのでしょうか。
実は、人間の足は工学的に見ても非常に精密で、驚くべき構造をしています。

片足だけで約26個(種子骨を含めると28個)もの骨があります。
両足合わせると50個以上。なんと、全身の骨(約206個)の約4分の1が、この小さな「足」に集中しているのです。

なぜこれほど多くの骨が必要なのでしょうか?
それは、砂浜や岩場など、どんな複雑な地形でも柔軟に変形してバランスを取るためです。
そして、その機能を最大限に発揮するために存在するのが「アーチ構造」です。

身体を支える「3つのアーチ」の役割

一般的に「土踏まず」と呼ばれるのは、足の内側にあるアーチのことですが、実は足には重要なアーチが3つあります。

  1. 内側縦アーチ(土踏まず):親指の付け根からかかとにかけての最も大きなアーチ。
  2. 外側縦アーチ:小指の付け根からかかとにかけてのアーチ。
  3. 横アーチ:親指の付け根から小指の付け根にかけての、足の幅方向にあるドーム状のアーチ。

これら3つのアーチが、カメラの三脚のように立体的に組み合わさることで、私たちの体重を支えています。

このアーチ構造には、大きく分けて2つのすごい機能があります。

一つは「サスペンション(衝撃吸収)」機能。
体重がかかった瞬間、アーチがわずかに潰れてたわむことで、地面からの衝撃を吸収します。これにより、膝や腰、そして脳へ衝撃が響くのを防いでいます。

もう一つは「バネ(推進力)」機能。
たわんだアーチが元に戻ろうとする反発力を利用して、次の一歩を軽く蹴り出す手助けをします。

カメラの三脚と同じ?安定性を生む構造

雪道のような不安定な路面では、この3つのアーチがフル稼働します。
路面が右に傾いていれば外側のアーチが、左に傾いていれば内側のアーチが、瞬時に微調整を行って身体の水平を保とうとします。

骨と骨の間には「関節」があり、それらがわずかに動くことで、凸凹道でも足の裏全体で接地できるよう調整しているのです。
もし足が1本の骨だけでできていたら、少しの段差でバランスを崩して転倒してしまうでしょう。

しかし、疲労や筋力低下、あるいは加齢によってこのアーチ構造が崩れてくると、カメラの三脚の脚が一本折れたような状態になります。
すると、身体はバランスを保つために、すねの外側やふくらはぎ、太ももの筋肉を過剰に使わざるを得なくなります。
足裏の痛みが、やがて膝の痛みや腰痛へと連鎖していくのは、このためです。

アーチが崩れると何が起きる?

雪道通勤で足が痛くなる方の多くは、この精密なアーチ機能が正常に働いていません。

クッション機能が失われて「骨」に響く

アーチが潰れて低くなっている状態を「扁平足(へんぺいそく)」気味といい、逆にアーチが高すぎて甲が高くなっている状態を「ハイアーチ」といいます。
どちらの状態も、本来のサスペンション機能がうまく働きません。

サスペンションの壊れた車で、砂利道を走るようなものです。
ガタガタという衝撃が吸収されず、足の骨や関節、筋肉の付着部にダイレクトに負担がかかります。

特に雪道には、凍った足跡のデコボコなど、予測不能な衝撃が無数にあります。
クッション機能がない足でそこを歩くということは、骨と骨が衝突し合っているようなものです。これが、足裏の奥の方で感じる「ズキズキ」とした痛みの正体であるケースが非常に多いのです。

やってはいけない!痛みを悪化させるNG行動

ここで一つ、皆さんにどうしてもお伝えしたい注意点があります。
足の裏が痛いからといって、ゴルフボールや青竹踏みで、痛い部分をグリグリと強く揉みほぐしていませんか?

「痛気持ちいいから効いている気がする」
そのお気持ちはとてもよく分かります。しかし、足底筋膜に炎症が起きている可能性がある時期に、強い物理的な刺激を与えることは大変危険です。

傷ついている組織をさらに傷つけ、炎症を広げてしまう「火に油を注ぐ」行為になりかねません。
また、冷え対策として厚手の靴下を何枚も重ね履きし、靴がパンパンになっている状態も要注意です。
足が圧迫されると、骨の間にある小さな筋肉が動けなくなり、アーチが機能するためのスペースが失われてしまいます。

本来の機能を取り戻すために

足の痛みは、単に「疲れているから」だけでは片付けられない、構造的な問題が隠れていることがほとんどです。
湿布を貼って一時的に痛みが引いても、またすぐにぶり返してしまうのは、アーチという「構造」が戻っていないからです。

ブーストケアでの施術と通院回数の目安

ブーストケアでは、痛い部分だけを揉むような対症療法は行いません。
足にある26個の骨の配列(アライメント)を整え、本来のアーチ機能を取り戻すための施術を行います。

足首の動き、ふくらはぎの柔軟性、そして股関節の動きまでを含めてトータルでバランスを見ていきます。
固まってしまった関節に動きをつけ、サスペンション機能を復活させることが目的です。

個人差はありますが、改善に向けた通院回数の目安は以下の通りです。

  • 軽度(違和感がある、歩き始めだけ痛い):3回〜5回程度
    まずは筋肉の緊張を取り、骨格のズレを調整します。比較的早い段階で変化を感じていただけます。
  • 中度(歩行中も痛む、痛みが数週間続いている):6回〜10回程度
    炎症が起きている可能性があるため、慎重に施術を進めます。悪い癖がついた歩き方を修正する期間も必要です。
  • 重度(痛くて歩行困難、慢性的な痛み):10回以上
    長年の積み重ねによる変形や癒着がある場合です。焦らず、長期的な計画で根本改善を目指します。

まずは「土台」を整えることが大切です

「足裏を鍛えるトレーニングをした方がいいですか?」
という質問をよくいただきますが、痛みがある状態で無理なトレーニングをするのはお勧めしません。
歪んだ土台の上で柱を立てようとしても無理があるのと同じで、まずは硬くなった関節を緩め、正しい位置に戻し、痛みのない状態を作ることが先決です。

ご自身でできるケアや対策については、次回のブログで詳しく解説いたします。
まずはご自身の足の状態がどうなっているのか、専門家の目でチェックしてみませんか?

まとめ

足は、あなたの人生を支える大切なパートナーです。
雪道の通勤はまだまだ続きます。春まで数ヶ月、痛みを我慢して歩き続けることで、将来的に膝や腰にまで影響が出てしまう前に、一度しっかりとしたメンテナンスをすることをお勧めします。

ブーストケアでは、あなたの足の状態に合わせたオーダーメイドの施術で、雪道でも快適に歩ける足づくりをサポートします。

「ブログを読んだのですが、足の相談をしたい」とお気軽にご連絡ください。
あなたのその一歩が、少しでも軽くなるよう全力でサポートさせていただきます。


ブーストケア
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