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2026年01月23日

肩こり 首・肩の痛み

背中の硬さは危険信号?30代からの不調を防ぐ胸椎の秘密を解説

 

札幌の冬、背中が丸まっていませんか?

こんにちは。札幌市豊平区、地下鉄南平岸駅から徒歩3分の場所にある『ブーストケア』です。理学療法士としての経験を活かし、痛みや手術歴がある方でも安心して通える整体とパーソナルトレーニングを提供しています。

2026年も1月後半に入り、札幌は厳しい寒さが続いていますね。毎日のように降り積もる雪への対処、本当にお疲れ様です。重たいスノーダンプを押したり、ツルツルの路面で転ばないように足元ばかり見て歩いたりと、冬の生活はどうしても背中が丸まりがちです。

ふと鏡を見たときや、窓ガラスに映った自分の姿を見て、以前よりも背中が丸くなっていると感じたことはありませんか。あるいは、マッサージに行って一時的に肩が軽くなっても、数日経つとまたズシンと重くなるような感覚を繰り返してはいないでしょうか。

![マッサージを受けて一時的に腰が楽になった女性が、数日後の家事(洗濯)で痛みを再発させてしまった様子を描いた2枚の比較イラスト。施術直後の「スッキリ」した笑顔と、数日後の「ズキズキ」とした痛みに悩む表情の対比。]

実はその不調、単なる筋肉のコリではなく、背骨の一部である「胸椎(きょうつい)」の動きが悪くなっていることが原因かもしれません。特に30代を過ぎてからの体の変化には、この胸椎の柔軟性が大きく関わっています。今日は、病院に行くほどではないけれど、なんとなく調子が悪いという方に向けて、医学的な視点から「胸の伸び」の大切さをお話しします。

そもそも「胸椎(きょうつい)」ってどこ?なぜ硬くなるの?

背骨は一本の棒のように見えますが、実は首の骨である頸椎、胸の後ろにある胸椎、そして腰の骨である腰椎という3つのパートに分かれています。今回注目する胸椎は、首と腰の間にある12個の骨の部分を指します。

![アメコミ風のイラストで、人間の背骨が色分けされて強調されている。「胸椎の秘密!」というタイトルがあり、中央の胸椎(Thoracic)がオレンジ色に光り輝き、大きな吹き出しで強調されている。上部の頸椎(Cervical)は青緑色、下部の腰椎(Lumbar)は赤紫色で、それぞれ日本語と英語のラベルが付いた吹き出しがある。骨盤は茶褐色で最下部にある。背景は集中線とドットパターンを用いたコミックのコマ割り表現になっている。](image_5.png)

首や腰とは違う「胸椎」の役割

胸椎には他の背骨にはない大きな特徴があります。それは、肋骨と繋がっているということです。肋骨は心臓や肺といった重要な臓器を守る鳥かごのような役割をしているため、構造的にガッチリとしていて、元々動きにくい場所なのです。

首や腰は比較的大きく動くことができますが、胸椎は安定性が重視される場所です。しかし、本来持っているはずのわずかな「反らす動き(伸展)」や「回す動き(回旋)」さえも失ってしまうと、体全体のバランスが崩れてしまいます。

30代から背中がガチガチになる主な理由

若い頃は柔軟性でカバーできていたことも、年齢を重ねるとそうはいきません。特に胸椎が硬くなる原因として、日常生活での姿勢習慣が挙げられます。デスクワークでパソコン画面を覗き込む姿勢や、スマートフォンを見続ける姿勢は、常に背中を丸める方向への力がかかっています。これに加えて、今の時期の札幌であれば、雪かきで前かがみになる時間が長くなることも大きな要因です。

![アメコミ風のイラストで、デスクワーク中の日本人中年男性が猫背になり、背中の痛みに苦しんでいる様子が描かれている。男性は汗をかき、苦痛に満ちた表情で、古いCRTモニターとキーボードに向かっている。彼の背中は極端に丸まっており、その上に半透明の解剖図が重ねられている。背骨の胸椎部分が赤く発光し、爆発のようなエフェクトと共に「ゴキゴキ…」という擬音が添えられ、痛みが強調されている。男性の口からは「うう…背中が固まって…痛い…」という日本語の吹き出しが出ており、赤く光る背骨の部分には「胸椎(ガチガチに硬直!)」というラベルが付いたギザギザの吹き出しが指し示されている。机の上は書類やコーヒーカップで乱雑で、背景はオフィスの様子がコマ割りで描かれている。](image_7.png) https://boost-care.com/wp-content/uploads/2026/01/IMG_1536.png

また、運動不足によって関節が動かされる機会が減ると、関節を包んでいる袋や靭帯が硬くなってしまいます。これを医学的には拘縮(こうしゅく)と呼ぶこともありますが、一度硬くなってしまった関節は、ただ休んでいるだけではなかなか元の柔らかさには戻りません。

冬場の姿勢と不調の関係については、以前の記事でも詳しく解説していますので、こちらも合わせてご覧ください。
【理学療法士監修】巻き肩は冬に悪化する?(No.4078)

放っておくと怖い!「背中の硬さ」が引き起こす不調

「背中が硬いだけなら、ストレッチをすればいいでしょう」と軽く考えてはいけません。胸椎の硬さは、実は背中以外の場所に深刻なトラブルを引き起こす引き金になることが多いのです。

首・肩こりだけじゃない!腰痛との深い関係

人間の体は、動くべき関節と、安定すべき関節が交互に並んでバランスをとっているという考え方があります。胸椎は本来、ある程度動くべき関節です。しかし、ここがガチガチに固まって動かなくなると、その分を補うために、隣にある「腰椎(腰の骨)」が過剰に動かなければならなくなります。

例えば、後ろにある物を取ろうと振り返るとき、胸椎が動かない人は腰を無理に捻ってしまいます。高いところにある物を取ろうと手を伸ばすとき、胸椎が反らない人は腰を過剰に反らしてしまいます。このように、胸椎のサボりを腰がカバーし続けた結果、腰に限界がきて痛みが走るのです。これを代償動作と言います。

![アメコミ風のイラストで、「腰痛の原因」という大きなタイトルが上部にある。左側のコマでは、オフィスチェアに座ったまま体をひねり、苦悶の表情で腰を押さえる男性が描かれている。彼の腰のあたりには「グキッ!!」という大きな擬音と、衝撃を表す赤いエフェクトがあり、本が床に落ちている。右側のコマは、背骨の解剖図である。上部の胸椎は石柱と錆びた歯車のように描かれ、「動かない!」という吹き出しが付いている。下部の腰椎は赤く発光し、ねじれた筋肉のように過度に動いている様子が描かれ、「動きすぎ!」という吹き出しが付いている。中央には、男性の背中を指して「胸椎が硬い!」という吹き出しがある。](image_11.png) https://boost-care.com/wp-content/uploads/2026/01/IMG_1537.png

慢性的な腰痛にお悩みの方の中には、腰そのものではなく、胸椎の硬さが根本原因であるケースが非常に多く見られます。腰痛の基礎知識については以下の記事でも触れています。
30代からの腰痛の基礎(No.4020)

呼吸が浅くなり「疲れが取れない」体に

胸椎は肋骨と繋がっているとお伝えしましたが、これは呼吸とも深く関係しています。息を大きく吸うとき、肋骨は広がり、胸椎は少し反る動きをします。しかし、背中が丸まって固まっていると肋骨が十分に広がらず、呼吸が浅くなってしまいます。

呼吸が浅くなると、体内に取り込める酸素の量が減るだけでなく、自律神経のバランスも乱れやすくなります。しっかりと寝たはずなのに疲れが取れない、なんとなく体がだるいといった不調は、背中の硬さによる呼吸の浅さが影響している可能性があります。

あなたの背中は大丈夫?10秒でできるセルフチェック

では、ご自身の胸椎がどれくらい動いているか、簡単なチェックをしてみましょう。痛みがある場合は無理をせず、できる範囲で行ってください。

壁を背にして立ってみてください。かかと、お尻、背中、後頭部を壁につけます。この状態で、両手をバンザイするように上げていきます。

胸椎(背骨の胸の部分)の動きを自分で確認する方法をイラストで解説しています。「胸椎セルフチェック」というタイトルで、3つのステップが並んでいます。 左のコマでは、スーパーマンのようなスーツを着た男性が壁に背中、お尻、かかとをぴったりつけて立っています。 中央のコマでは、壁を背にして両手をバンザイしようとしていますが、腕が耳まで上がらず、肩に錠前がかかって動きが制限されている様子が描かれています。 右のコマでは、腕を耳まで上げようとして腰が壁から大きく反ってしまっている様子と、その時の背骨の状態を示すX線画像が描かれています。https://boost-care.com/wp-content/uploads/2026/01/IMG_1532.png

いかがでしょうか。もし、腕が耳の横まで上がらなかったり、腕を上げるために腰が壁から大きく浮いてしまったりする場合は、胸椎が硬くなっている可能性が高いです。本来であれば、胸椎がしなやかに反ることで、腕はスムーズに真上まで上がるはずです。この動きの悪さを自覚することが、改善への第一歩となります。

理学療法士が教える!安全な「胸椎伸展」ケア

ここからは、ご自宅でできる胸椎のケア方法をお伝えします。大切なのは「胸椎伸展(きょうついしんてん)」、つまり胸を反らす動きです。

やりがちな間違い「腰を反らす」に注意

セルフケアを行う際に最も注意していただきたいのが、腰を反らしてしまうことです。先ほどもお話しした通り、胸椎が硬い人は無意識に腰を使って体を反らそうとする癖がついています。腰を反らすと、腰椎の関節に負担がかかり、かえって痛みを誘発してしまいます。「腰ではなく、みぞおちの裏側あたりを動かす」という意識を持つことが非常に重要です。

自宅でできる「タオルを使った」やさしいストレッチ

準備するものはバスタオル1枚です。バスタオルをくるくると丸めて、直径10センチから15センチほどの円柱状にします。

仰向けに寝て、この丸めたタオルを背中の下に入れます。入れる位置は、肩甲骨の下のラインあたりが目安です。腰の下に入れないように注意してください。頭は床につけるか、きつい場合は枕を使ってください。

【1日3分】丸めたタオルを肩甲骨の下に入れて寝るだけの「胸椎ストレッチ」。猫背や巻き肩でガチガチになった背骨を、重力を利用して無理なく伸ばします。 https://boost-care.com/wp-content/uploads/2026/01/IMG_1533.png

この状態で、両手を頭の上にゆっくりと伸ばし、バンザイの姿勢をとります。そして、深呼吸を繰り返します。息を吸うときに胸が広がり、タオルを支点にして胸椎が自然と反らされる感覚を味わってください。グイグイと反動をつける必要はありません。重力を利用して、じわーっと伸びていくのを感じましょう。これを1分から3分程度行います。

終わった後は、横向きになってゆっくりと起き上がってください。背中がスッキリして、視線が高くなったように感じるはずです。

プロ野球選手の山本由伸投手が実践していることでも話題になった「胸郭」の使い方も、この胸椎の柔軟性と深く関係しています。スポーツをされる方にもおすすめの視点ですので、興味のある方はこちらも参考にしてみてください。
山本由伸の胸郭に学ぶ!札幌の肩こり解消法(No.3872)

ブーストケアなら「施術×運動」で背骨をリセットできます

セルフケアは毎日の習慣として大切ですが、長年積み重なった硬さは、自分一人の力ではなかなか取りきれないこともあります。特に、手術の既往歴がある方や、強い痛みを抱えている方は、どの程度動かして良いのか判断が難しいこともあるでしょう。

マッサージだけでは届かない「関節」へのアプローチ

一般的なマッサージ店では、表面の筋肉をほぐすことがメインですが、ブーストケアでは理学療法士の国家資格を持つスタッフが、関節の動きそのものにアプローチします。これを徒手療法(としゅりょうほう)と言います。

固まった胸椎の一番動かない部分を見極め、手技によってピンポイントで動きを出していきます。そして、動きやすくなった状態で正しい運動を行うことで、脳に新しい体の使い方を記憶させていきます。「施術」で動きを作り、「運動」でそれを定着させる。この組み合わせこそが、慢性的な不調を解決する鍵となります。

手術歴や痛みがあっても安心の医学的サポート

ブーストケアには、病院でのリハビリ経験が豊富なスタッフが在籍しています。ヘルニアや脊柱管狭窄症の手術後の方、人工関節の方など、お体に不安を抱える方も多く通われています。「ジムに行くのは怖い」「自己流のストレッチで悪化させたことがある」という方こそ、ぜひ一度ご相談ください。

今の札幌の冬はまだまだ続きます。春を迎える頃には、軽やかな背中で歩けるように、今から少しずつ背骨のメンテナンスを始めてみませんか。

まずはお気軽にご相談ください。あなたの体の状態に合わせた、最適なプランをご提案させていただきます。

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