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2026年10月31日

基礎知識 肩こり 首・肩の痛み

「肩甲骨はがし」でもすぐ固まるのはなぜ?肩甲骨の6つの動きと解剖学の真実|札幌豊平区・南平岸の理学療法士整体

 

「YouTubeの【肩甲骨はがし】ストレッチを試しても、翌日にはまた背中や首の奥が板のようにガチガチに固まってしまう」
「腕を大きく回すたびに、肩甲骨の内側や奥の方でゴリゴリ、パキパキと不快な音が鳴る」
「整体やマッサージ店で【肩甲骨が全く動いていませんね】と言われたけれど、そもそも肩甲骨が本来どう動くべきなのか分からない」

「YouTubeの『肩甲骨はがし』ストレッチを試しても、すぐにまた背中や首が板のようにガチガチに固まってしまう」男性の絶望と疲労を描いた、正方形(1:1)フルカラーのアメコミ風イラスト。 自宅のデスクで、40代の日本人男性が首や肩甲骨の辺りを自分で痛そうに揉みほぐしながら、疲弊した表情で座っている。背中や肩周り(肩甲骨のキワ)には、ガチガチに固まった緊張と痛みを表す赤やオレンジの電撃・重圧エフェクトが描かれている。 目の前には「肩甲骨はがし」のストレッチ動画が流れるスマートフォンがあり、右上には「『肩甲骨はがし』を試しても…またガチガチに」という白枠のテキストボックスが配置され、動画を試してもすぐに戻ってしまう徒労感が、正方形の緊密な構図の中に、アメコミならではの重厚な陰影と細かなドット陰影で表現されている。

デスクワークによる頑固な肩こりや、姿勢の悪さに悩む方の中で、このような疑問や限界を感じたことはありませんか?

健康番組やSNSでは「肩甲骨をほぐせば万病が治る」「天使の羽を作ろう」と盛んに言われます。しかし、インターネットで肩甲骨について調べても、簡単なストレッチ方法ばかりが溢れており、「肩甲骨が本来持っている本当の動き」を構造から分かりやすく解説した情報はほとんどありません。

肩甲骨は、ただ背中にペタッと張り付いているだけの骨ではありません。背骨・肋骨・鎖骨・腕と複雑につながり、なんと16個もの筋肉が入り混じってミリ単位のバランスを保っている【上半身の要(かなめ)】です。

この記事では、札幌市豊平区南平岸の「整体・コンディショニング・ボディメイクサロン Boost Care(ブーストケア)」で延べ5万人以上のリハビリ・臨床を経験してきた運動器認定理学療法士が、「肩甲骨が持つ6つの基本動作と機能解剖学の正体」と、「なぜ力任せの肩甲骨はがしでは根本改善しないのか、その運動連鎖と解決ステップ」を徹底解説します。

肩甲骨の6つの基本動作!解剖学が教える「自由自在な動き」の全貌

肩甲骨は、人体の中で最も可動域が広く、あらゆる方向に動くことができる特殊な骨です。解剖学・運動学では、肩甲骨の動きを以下の【6つの基本動作】に分類して評価します。

肩甲骨が持つ6つの基本動作「挙上」「下制」「内転」「外転」「上方回旋」「下方回旋」を網羅したアメコミ・インフォグラフィック風の6分割イラスト。背景はクリーンなライトグレー。横長16:9サイズ。 日本人男性の背面のイラストに、肩甲骨(骨)のみが赤い半透明で強調され、それぞれの動きに対応する太い赤矢印が描かれている。 ①「挙上(きょじょう)」肩を上へすくめる、②「下制(かせい)」肩を引き下げる、③「内転(ないてん)」背骨に寄せる、④「外転(がいてん)」外へ広げる、⑤「上方回旋(じょうほうかいせん)」万歳で関節の受け皿を上に向ける回転、⑥「下方回旋(かほうかいせん)」腕を下げて関節の受け皿を下に向ける回転、という全6動作の名称と簡易的な動きの解説が、それぞれ枠線で囲まれた分かりやすいレイアウトでまとめられている。

① 挙上(きょじょう:肩をすくめる動き)

肩甲骨を耳に近づけるように上へ引き上げる動きです。主に首の後ろにある「僧帽筋上部」や「肩甲挙筋」が働きます。デスクワークで緊張が抜けなくなると、常に肩がすくんだ怒り肩の原因になります。

② 下制(かせい:肩を引き下げる動き)

挙上とは逆に、肩甲骨をお尻側に向かってグッと引き下げる動きです。主に背中下部の「僧帽筋下部線維」や「小胸筋」、そして広背筋が働きます。理想的な姿勢や、ラットプルダウンなどの背中トレーニングで最も重要な動作です。

③ 内転(ないてん:肩甲骨を背骨に寄せる動き)

左右の肩甲骨を背骨に向かってギュッと引き寄せる動きです。肩甲骨の間にある「菱形筋(りょうけいきん)」や「僧帽筋中部」が担当します。胸を張って良い姿勢を取る際に使われます。

④ 外転(がいてん:肩甲骨を外へ広げる動き)

内転とは逆に、肩甲骨が背骨から離れて外側・前側へと滑り出す動きです。脇の下のあばら骨に張り付く「前鋸筋(ぜんきょきん)」が主役となります。ボクシングのパンチを打つ動きや、腕を前に伸ばす際に働きます。

⑤ 上方回旋(じょうほうかいせん:関節の受け皿を上に向ける回転)

腕を横から真上に向かって万歳するように上げる際、肩甲骨の下の角(下角)が外側へ広がり、腕の骨がはまるソケット(関節窩)が上を向く回転運動です。「前鋸筋」と「僧帽筋上部・下部」が絶妙なバランスで引っ張り合うことで行われます。

⑥ 下方回旋(かほうかいせん:関節の受け皿を下に向ける回転)

万歳した腕を下ろしてくる際、あるいは背中の後ろで手を組む際に、関節のソケットが下を向く回転運動です。「菱形筋」や「小胸筋」が働きます。

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なぜ「肩甲骨はがし」を受けてもすぐに戻ってしまうのか?

ちまたの整体院やリラクゼーション店で流行している「肩甲骨はがし」。横向きに寝かされ、肩甲骨の内側に指を力任せにグイグイと突っ込まれて「剥がされた」経験がある方も多いはずです。

施術を受けた直後は背中が軽くなったように感じますが、なぜ翌日や数日後には元のガチガチ状態に戻ってしまうのでしょうか?

「肩甲骨はがし」をしてもすぐ戻る2つの解剖学的ロック(原因)を解説する、左右分割のアメコミ・インフォグラフィック風イラスト。背景はクリーンなライトグレー。横長16:9サイズ。 左半分は「① 前側の連結ロック(鎖骨・小胸筋)」。前面から見た上半身に、胴体とつながる唯一の連結である「鎖骨(胸鎖関節)」と、胸の前側の「小胸筋」が赤く強調されている。「小胸筋が縮んで、前に強く引っ張る」力(赤矢印)が示され、前側の硬さが肩甲骨を後ろからロックしている様子が説明されている。 右半分は「② 土台の歪みロック(猫背・胸椎)」。横から見た猫背の男性で、丸まった「胸椎」と、外に引っ張られてあばら骨にへばりついている「肩甲骨」が赤く強調されている。「背中が丸まる(猫背)とあばらのカーブが外に張り出す」こと、それにより「肩甲骨が外に引っ張られて、へばりついて固まる(ロック)」様子が、力学的な赤矢印とともに描かれている。

① 肩甲骨は「単独で浮いている骨」ではないから

肩甲骨は背中にポツンと浮かんでいるわけではありません。骨格の構造を見ると、肩甲骨は前側にある【鎖骨(さこつ)】と「肩鎖関節」でがっちり連結し、その鎖骨が胸の中央の胸骨と「胸鎖関節」で連結しています。

つまり、腕や肩甲骨が胴体とつながっている唯一の骨の関節は、実は【鎖骨の根元(胸鎖関節)】だけなのです。

前側の鎖骨の動きが固まっていたり、胸の前側にある「小胸筋」が縮こまっているのに、後ろ側の肩甲骨だけを力任せに引っ張っても、物理的に元の歪んだ位置へと引き戻されてしまいます。

② 土台である「胸郭(肋骨と胸椎)」が歪んでいるから

肩甲骨は、カゴのような形状をした肋骨(胸郭)の背面に乗っかり、その表面をツルツルと滑るように動いています。これを解剖学的に【肩甲胸郭関節(機能的関節)】と呼びます。

長時間のスマホやデスクワークで背中が丸まり、猫背(胸椎の後弯)になると、あばら骨のカーブが外側に張り出します。

すると肩甲骨は外側へ引っ張られたまま肋骨にへばりついてロックされ、6つの基本動作すべてが完全に封じられてしまいます。土台である【胸椎と肋骨のしなやかさ】を取り戻さない限り、いくら肩甲骨を剥がしても意味がないのです。

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③ 筋肉の「サボり」と「過緊張」のアンバランス

肩甲骨が固まる最大の原因は、筋肉の筋力バランスの崩壊です。

現代人の多くは、胸の前側の「小胸筋」や首筋の「僧帽筋上部」が異常に縮こまって緊張している一方で、肩甲骨を肋骨に安定させる「前鋸筋」や、下へ引き下げる「僧帽筋下部」が完全に機能停止して眠っています。

硬い筋肉をほぐすだけでなく、サボっているインナーマッスルに刺激を入れて神経のスイッチを入れ直さない限り、身体は数時間でいつもの悪い姿勢へと戻ってしまいます。

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札幌の整体Boost Careが提供する「戻らない肩甲骨」の機能解剖学アプローチ

札幌市豊平区南平岸の「Boost Care(ブーストケア)」では、痛みを伴う強引な肩甲骨はがしや、表面だけを揉むマッサージは一切行いません。

急性期総合病院で20年以上の臨床経験を持つ運動器認定理学療法士が、機能解剖学に基づいた3段階のステップで、肩甲骨が本来の滑らかな軌道で自在に動く身体を再構築します。

① 鎖骨(胸鎖関節・肩鎖関節)と小胸筋の前面解放

まずは肩甲骨の動きにブレーキをかけている「胸の前側」からアプローチします。鎖骨の微細な上下・回旋モビライゼーションを行い、烏口突起に癒着した小胸筋をしなやかにリリース。肩甲骨が後ろや下へ動くための物理的な通り道を確保します。

② 肩甲胸郭関節の3次元滑走モビライゼーション

肋骨と肩甲骨の間にある滑液包や深層筋膜の癒着を、ミリ単位の優しい徒手手技で解きほぐします。挙上・下制・回旋の6方向すべての動きを誘導し、関節のサビつきを完全に取り除きます。

③ 前鋸筋と僧帽筋下部のモーターコントロール再教育

関節が動くようになったら、肩甲骨を正しい位置にキープするための筋肉を目覚めさせます。力を入れすぎずにインナーマッスルだけを純粋に働かせる微細な運動療法を指導し、デスクワーク中や運動時にも自然と肩甲骨が正しい位置で連動する身体へと定着させます。

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肩甲骨の可動性を取り戻し長年の不調を克服したお客様の声(札幌市豊平区)

症例①:週1回のマッサージ通いから完全に卒業できた40代女性(デスクワーク)

「10年以上ひどい肩こりに悩み、整体で肩甲骨はがしを受けても2日後には元通りでした。ブーストケアさんで【背中ではなく、鎖骨の根元と胸の前側の筋肉が固まって肩甲骨をロックしている】と指摘され目から鱗でした。前側を緩めてもらい、肩甲骨を正しく滑らせる体操を教わったところ、あんなに重かった背中がフワッと軽くなりました。今ではマッサージに通わなくても快適に仕事ができています。」

症例②:腕を上げたときの肩の引っかかりが消えた50代男性(趣味:テニス)

「サーブを打つときに右の肩甲骨の奥でパキッと音が鳴り、肩に詰まり感がありました。小野寺先生に肩甲骨の6方向の動きを検査してもらったところ、上方回旋の連動が崩れていることが判明。前鋸筋の促通トレーニングと背骨の調整を受けたところ、肩の引っかかりがその場で消失。腕が驚くほどスムーズに真上まで振り抜けるようになり、サーブのスピードも上がりました。」

肩甲骨の動きと解剖学に関するよくある質問(Q&A)

Q1. 腕を回した時にゴリゴリ鳴る音は放置しても大丈夫ですか?

① 痛みを伴わない単なる摩擦音であれば直ちに危険というわけではありません。しかし、音が鳴っているのは肩甲骨が肋骨の上を真っ直ぐ滑走できず、骨や腱が擦れ合っているサインです。

② 放置すると周囲の滑液包に慢性的な炎症が起きたり、将来的に腱板炎やインピンジメント症候群を誘発する恐れがあるため、早めに動きの偏りを修正しておくことが大切です。

Q2. 自分でできる最も効果的な肩甲骨ストレッチは?

① 四つん這いになり、肘を伸ばしたまま背骨を床に沈めて肩甲骨を寄せ、次に手のひらで床を強く押して背中を丸めながら肩甲骨を広げる「キャット&キャメル(肩甲胸郭バリエーション)」が安全でおすすめです。

自宅でできる効果的なストレッチ「キャット&キャメル」と、「巻き肩の根本改善」に必要な肩甲骨の動かし方を解説する、左右2分割のアメコミ・インフォグラフィック風イラスト。背景はクリーンなライトグレー。横長16:9サイズ。 左半分は「① 効果的な肩甲骨ストレッチ(キャット&キャメル)」。四つん這いになった男性の2段階の動作を描写。 上「A」は「背中を沈めて、肩甲骨を寄せる(内転)」(赤い肩甲骨が内側に寄る矢印)。下「B」は「手のひらで床を強く押し、背中を丸めて肩甲骨を広げる(外転)」(下向きの「手のひらで床を強く押す」矢印と、外側に広がる赤い肩甲骨)。それぞれの背面のクローズアップが添えられ、肩甲骨の動きが直感的にわかるようになっている。 右半分は「② 巻き肩の根本改善(自然に下げる)」。座った男性の側面・背面から見た正しい姿勢のイラスト。 「背骨(胸椎)を起こす」上向きの矢印、胸の前側の「胸の前側(小胸筋)を緩める」解放エフェクト、「肩甲骨が自然に下がる(下制)」(下向きの赤矢印)が描かれている。さらに、背中の真ん中を指す「×無理に後ろに寄せない」の文字、そして「力任せに寄せずに、姿勢を正して肩を下ろす」という解説があり、肩甲骨を無理に寄せるのではなく、姿勢を正して肩を下ろすことの重要性が視覚的に説明されている。

② 肩甲骨の内転と外転を、胸郭のしなりと連動させながら動かすことで、インナーマッスルの前鋸筋を効果的に刺激できます。

Q3. 巻き肩を治すには肩甲骨を後ろに寄せ続ければ良いですか?

① 無理に肩甲骨を後ろへ寄せ続けると、背中の筋肉(菱形筋)が疲弊し、かえって腰が反って腰痛を引き起こす原因になります。

② 巻き肩の根本改善には、肩甲骨を寄せることではなく、【胸の前側の小胸筋を緩め、背骨(胸椎)を起こして肩甲骨が自然に下がる(下制する)環境を作ること】が解剖学的な正解です。

まとめ:肩甲骨の構造を理解し、しなやかな動く背中を手に入れよう

「肩甲骨が硬いのは体質だから仕方ない」
「凝ったら揉んでもらうしかない」

とそのように諦める必要はありません。肩甲骨は、正しい解剖学的な構造に基づき、ブレーキとなっている原因(鎖骨や胸郭の制限)を取り除き、眠っている筋肉を呼び覚ませば、何歳からでも見違えるようにスムーズに動き出します。

長引く頑固な肩こりや背中の張りにお悩みの方、YouTubeのストレッチで効果が出ない方は、我慢を重ねる前にぜひ当サロンにご相談ください。運動器認定理学療法士が、あなたの肩甲骨の本来の自由な動きを取り戻すために全力でサポートいたします。

この記事の監修・執筆者

小野寺 智亮(おのでら ともあき)

肩の施術

【保有資格】
① 運動器認定理学療法士(理学療法士の上位約3.5%)
② 理学療法士(国家資格)

【経歴・アプローチ】
北海道大学理学療法学科卒業後、札幌市内の急性期総合病院にて約20年間勤務(整形外科・脳神経外科・内科・循環器等で延べ5万人以上のリハビリを担当)。
理学療法士専門学校の非常勤講師や学会発表、原著論文執筆、セミナー講師などを務め、機能解剖学に基づいたアプローチで不調の根本改善へと導くスペシャリスト。
現在は札幌市豊平区にて、整体・コンディショニング・ボディメイクサロン「Boost Care(ブーストケア)」を運営。

【競技者としての実績・プロフィール】
現役のフィジーク選手として、自らもハードなトレーニングとボディメイクを実践している。
岩手県盛岡市出身 / 2児(男の子)の父
① フルマラソン:自己ベスト 3時間8分
② ボディメイク競技:
2023年 ベストボディ・ジャパン函館大会 準グランプリ
2024年 ベストボディ・ジャパン札幌大会 3位
2026年 VOLIX CUP(フィジーク)The First Stage 3位 ほか入賞多数

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