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2026年02月25日
【頭痛解消】マッサージだけでは届かない?理学療法士が「運動」を勧める医学的なワケ
札幌の冬、ガタガタ道で首をすくめていませんか?
さっぽろ雪まつりも終わり、暦の上では少しずつ春に向かっているはずですが、南平岸周辺の路面状況はまだまだ気が抜けませんね。日中に溶けた雪が夜に凍り、道路はまるで洗濯板のような「そろばん道路」になっているところも多く見かけます。運転中にハンドルを取られないようグッと強く握りしめたり、足元が悪い中で転ばないように肩をすくめて歩いたりと、無意識のうちに身体に力が入ってしまう季節です。

この時期、ブーストケアにご相談にいらっしゃる方の中で特に多いのが「頭痛」のお悩みです。「あまりに痛くて脳神経外科でMRIを撮ったけれど、脳には異常がないと言われた」「薬を飲めば治るけれど、切れるとまた痛くなる」という声をよく耳にします。病院で大きな病気が見つからなかったことは、まずは一安心です。しかし、画像診断で異常がないからといって、痛みの原因がないわけではありません。
内部リンク: 「脳には異常ありません」じゃあ何が悪いの?病院では教えてくれない頭痛の正体とリハビリ
今回は、病院の検査では見えにくい「筋肉や関節の機能不全」にスポットを当て、なぜマッサージなどの「揉むだけ」のケアでは頭痛がぶり返してしまうのか、そしてなぜ理学療法士である私が「運動」をお勧めするのか、その医学的な理由を深掘りしてお伝えします。
Contents
マッサージだけでは届かない「痛みの悪循環」
頭が痛い、首が凝っていると感じたとき、まず思い浮かぶのはマッサージではないでしょうか。確かに、硬くなった筋肉を揉みほぐしてもらうと、その場は血流が良くなり、スーッと楽になったような感覚になります。しかし、数日、早ければ数時間で「また重くなってきた」と感じた経験をお持ちの方も多いはずです。

これは決してマッサージが悪いわけではありません。ただ、それだけでは「片手落ち」になってしまう理由が筋肉の性質にあります。筋肉には、関節を動かすエンジンの役割と、骨格を支えるサポーターの役割があります。頭痛に悩む方の多くは、重たい頭(約5〜6kg、ボウリングの球ほどあります)を支えるための首の筋肉が、本来の働きを忘れ、過剰に緊張して固まることで「天然のコルセット」のように頭を支えようとしています。
ここでマッサージを行い、筋肉を強制的に緩めてしまうとどうなるでしょうか。一時的に緊張は解けますが、同時に頭を支えるための「支え」も弱くなってしまいます。すると脳は「頭がグラグラして危ない!」と判断し、再び筋肉に「固まって支えろ!」と緊急指令を出します。これが、揉んでもすぐにぶり返す「リバウンド」のような現象の正体です。
つまり、緩めるだけでは不十分なのです。緩めた状態で、今度は「正しい支え方」を筋肉に思い出させる作業が必要になります。ここで初めて「運動」の出番がやってくるのです。
「後頭下筋群」と「脳の誤解」を解く
では、具体的にどこの筋肉が問題なのでしょうか。頭痛持ちの方の多くがトラブルを抱えているのが、首の付け根の深層にある「後頭下筋群(こうとうかきんぐん)」という小さな筋肉たちです。

この筋肉は、目の動きと連動しており、パソコンやスマートフォンの画面を長時間見続けたり、雪道運転で一点を集中して見つめたりすることで非常に疲労します。この筋肉が硬くなると、その近くを通る神経(大後頭神経など)を圧迫し、頭全体を締め付けるような痛みを引き起こすことがあります。いわゆる「緊張型頭痛」の代表的な原因の一つです。

内部リンク: 後頭下筋群の解剖と自律神経|頭痛・めまい・不眠の隠れた原因「首の詰まり」を紐解く
やっかいなのは、長期間この状態が続くと、脳が「首は固まっているのが普通」だと勘違いしてしまうことです。これを医学的には「可塑性(かそせい)の変化」と呼びます。悪い姿勢や使い方が脳にプログラムされてしまっているため、いくら外側から揉んでも、脳からの指令が変わらない限り、また元の硬い状態に戻そうとしてしまいます。
この「脳の誤解」を解く唯一の方法が、自分の意思で体を動かす「運動療法」です。自分で筋肉を収縮・弛緩させることで、筋肉から脳へ「今は動いていますよ」「ここは緩んでいい場所ですよ」という正しい感覚情報をフィードバックすることができます。受け身の施術(マッサージ)と、能動的な施術(運動)の決定的な違いはここにあります。
意外な黒幕?「胸椎」の硬さが首をいじめる
もう一つ、私たちが重要視しているのが「胸椎(きょうつい)」、つまり背骨の胸の部分の動きです。「首が痛いのに背中?」と思われるかもしれませんが、実はここが一番の重要ポイントと言っても過言ではありません。
人間の背骨は、首(頚椎)、胸(胸椎)、腰(腰椎)と連なっています。本来、胸椎は回旋したり反らしたりと、大きく動くのが得意な関節です。一方、首の頚椎は重い頭を支える安定性が求められる場所です。

しかし、冬場は厚手のコートを着たり、寒さで背中を丸めたりすることが多く、胸椎がガチガチに固まりがちです。背中が動かなくなると、人間はどうするか。本来は動くべきではない「首」を過剰に動かして、動きを補おうとします。これを「代償動作(だいしょうどうさ)」と呼びます。
内部リンク: 「背中が硬い」は危険信号?30代からの不調を防ぐ『胸椎』の秘密を理学療法士が解説
背中がサボっている分、首が倍働かされている状態。これではいくら首をケアしても、過重労働は変わりません。根本的に頭痛を解消するためには、首そのものへのアプローチ以上に、土台となる胸椎を柔らかく動かせるようにすることが、医学的にも非常に理にかなった戦略なのです。
ブーストケアが提案する「怖くない」運動療法
「運動が必要なのはわかったけれど、頭が痛いのに運動なんてできるの?」「昔手術をした古傷があって怖い」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。ご安心ください。私たち理学療法士が提案する運動は、ジムで行うような激しい筋トレや、息が切れるようなランニングではありません。
最初はベッドに寝たまま、呼吸に合わせて首を数ミリ動かすだけの運動や、背中にポールを当ててゆらゆらと揺れるだけの優しい運動から始めます。これを「モーターコントロール(運動制御)練習」と言います。弱ってサボっている深層の筋肉(インナーマッスル)だけをピンポイントで目覚めさせ、逆に頑張りすぎている外側の筋肉の力を抜く練習です。
痛みがある時こそ、適切な運動は「薬」になります。筋肉を動かすことで血流ポンプが働き、滞っていた発痛物質(痛みの素)が洗い流されます。また、適度な運動は脳内で痛みを抑える物質の分泌を促す効果も期待できます。
ブーストケアでは、まず皆様の「痛みの歴史」や「生活習慣」をじっくり伺います。その上で、理学療法士としての医学的な視点から、今のあなたに必要な「緩めるケア」と「整える運動」をオーダーメイドで組み合わせます。

内部リンク: 【札幌の整体】理学療法士の上位約3.5%。「運動器認定理学療法士」は何が違うのか?
札幌・南平岸で「痛みのない生活」を取り戻すために
長年付き合ってきた頭痛を「体質だから仕方がない」と諦めていませんか。病院の検査で異常がなかったということは、逆に言えば、筋肉や関節の使い方を変えれば良くなる可能性が十分にあるということです。
「揉んでもらう」という受け身の姿勢から一歩踏み出し、「自分で治せる体を育てる」という能動的なケアへ。最初は勇気がいるかもしれませんが、私たちブーストケアがマンツーマンで並走しますのでご安心ください。
まずはあなたの痛みの歴史を聞かせてください。なぜ痛むのか、どうすれば楽になるのかを一緒に紐解いていきましょう。薬を持ち歩かなくていい生活、天気に左右されずに予定を入れられる週末。そんな当たり前の日常を取り戻すお手伝いをさせていただきます。
少しでも気になった方は、まずはLINEからお気軽にご相談ください。あなたの「変わりたい」という気持ちを全力でサポートいたします。
この記事の監修・執筆者
小野寺 智亮(おのでら ともあき)


【保有資格】
- 運動器認定理学療法士(理学療法士の上位約3.5%)
- 理学療法士(国家資格)
【経歴・アプローチ】
理学療法士として総合病院で20年以上の臨床経験(延べ5万人以上)を持ち、機能解剖学に基づいたアプローチで不調の根本改善へと導くスペシャリスト。
現在は札幌市豊平区にて、整体・コンディショニング・ボディメイクサロン「Boost Care(ブーストケア)」を運営。
【競技者としての実績】
現役のフィジーク選手として、自らもハードなトレーニングとボディメイクを実践している。
- 2023年 ベストボディ・ジャパン函館大会 準グランプリ
- 2024年 ベストボディ・ジャパン札幌大会 3位 ほか入賞多数
- フルマラソン自己ベスト 3時間8分
【施設情報】
Boost Care(ブーストケア)
住所:札幌市豊平区平岸3条13丁目1-29 ネクステージュ南平岸603
アクセス:地下鉄南平岸駅から徒歩3分
駐車場:近隣の有料コインパーキングをご利用ください
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