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2026年03月04日

肩こり 首・肩の痛み

春先の雪道で背中がガチガチに?肩甲骨と前鋸筋の関係を理学療法士が解説|札幌市豊平区ブーストケア

 

今の季節、背中がガチガチになっていませんか?

3月に入り、札幌市豊平区の南平岸エリアも少しずつ日差しに春の気配を感じるようになってきましたね。しかし、道路状況という点では一年で最も歩きにくく、体に力が入りやすい時期かもしれません。日中に溶けた雪が夜間に凍りつき、朝晩はツルツルに滑る路面になります。一方で日中のザクザクとした雪道は足元をとられやすく、転ばないようにと無意識のうちに全身にぐっと力が入ってしまいますよね。

実は、このように無意識の力みが続く状態は、気がつかないうちに首から背中にかけての筋肉をガチガチに固めてしまいます。マッサージに行ってもすぐにまた張ってしまう、なんとなく常に背中が重だるいというお悩みを抱えて『ブーストケア』にいらっしゃるお客様が、今の季節はとても増えています。

![マッサージを受けて一時的に腰が楽になった女性が、数日後の家事(洗濯)で痛みを再発させてしまった様子を描いた2枚の比較イラスト。施術直後の「スッキリ」した笑顔と、数日後の「ズキズキ」とした痛みに悩む表情の対比。]

病院に行くほどではないけれど、毎日なんとなくスッキリしない。そんな慢性的な肩や背中の不調には、実は「肩甲骨」と、脇の下にある「前鋸筋」という筋肉のつながりが深く関わっています。今回は、理学療法士の視点から、他の記事を読む際にも役立つ体の基礎知識として、肩甲骨と前鋸筋の不思議な関係についてできるだけわかりやすくお話ししていきたいと思います。

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肩甲骨の動きを決める「肩甲胸郭関節」とは?

骨と骨が直接つながっていない不思議な関節

肩甲骨という骨の名前は、皆様もよく耳にされると思います。背中の上部にある羽のような形をした平らな骨ですね。肩こりを解消するために「肩甲骨を動かしましょう」というアドバイスを聞いたことがある方も多いでしょう。

しかし、この肩甲骨が体の中でどのようにくっついているかをご存知でしょうか。人間の体にある多くの関節、例えば膝や肘などは、骨と骨が靭帯などでしっかりと直接つながり合って構成されています。ところが、肩甲骨と背中側のあばら骨(肋骨)の間にある「肩甲胸郭関節」という部分は少し特殊です。

アメコミスタイルの、人間の肩と背中の解剖図イラスト。太い輪郭線、鮮やかな赤、青、オレンジ、そして網点(スクリーントーン)効果で、複雑な筋肉群と骨格が力強く描かれています。 画像内には以下の日本語テキストが含まれています。 * 左上の黄色い吹き出し:「脅威の安定性! 肩甲骨を支える筋肉の『巣』」 * 中央左の筋肉上:「ギュッ」 * 左下の赤い吹き出し:「筋肉の力で ホールド! 靭帯じゃないぞ!」 * 右側の大きな擬音語:「ガチッ」、「ガチッ」 筋肉の安定性と力強さを強調する、漫画風の説明図です。

実はここには、骨と骨を直接つなぐ靭帯の結合がありません。肩甲骨は、肋骨というカゴのような骨格の上に、筋肉をクッションにしてぽっかりと浮いているような状態で乗っかっているのです。この、骨と骨が直接つながっていないという構造が、肩甲骨に非常に自由で大きな動きを与えてくれています。腕を高く上げたり、遠くのものを取ったりできるのは、この肩甲骨が肋骨の上を滑るように自由に動いてくれるからなのです。

肩甲骨が肋骨の上を「滑る」仕組み

骨の強固な支えがないということは、肩甲骨を正しい位置に保つためには「周囲の筋肉の絶妙なチームワーク」が絶対に必要になるということです。

肩甲骨の周りには、首からつながる筋肉や、腰からつながる筋肉など、たくさんの筋肉が付着しており、それらが四方八方から綱引きのようにバランスを取り合うことで肩甲骨の位置が決まります。この綱引きのバランスが崩れると、肩甲骨は本来あるべき位置からズレてしまい、動きが悪くなります。

その結果、特定の筋肉ばかりに過剰な負担がかかり、それが痛みや張りとなって現れるのです。そして、この肩甲骨の動きをスムーズに滑らせるための要となるのが、これからご紹介する「前鋸筋」という筋肉なのです。この基礎的な構造を知っておくと、なぜ単に痛いところを揉むだけでは不調が根本からなくならないのかが、少しずつ見えてくるはずです。

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脇の下の隠れた力持ち「前鋸筋」の役割

前鋸筋はどこにある?どんな働きをする?

では、その重要な役割を担う前鋸筋とは一体どこにあるのでしょうか。自分の脇の下に少し手を当ててみてください。あばら骨の横側あたりから、背中側にある肩甲骨の裏側に向かって、ギザギザとしたノコギリの歯のような形でくっついている筋肉があります。これが前鋸筋です。

アメコミ調で描かれた人間の肋骨と肩甲骨の解剖図イラスト。ギザギザとした形状の前鋸筋が肋骨から肩甲骨へと繋がる様子が強調して描かれています。画像上部には「前鋸筋の秘密:構造と役割!」の見出しがあり、下部には「前鋸筋」「肋骨から肩甲骨へ」というキャプションが配置されています。筋肉の付着部や繋がりを示すコミック風の矢印も描かれています。

普段の生活で前鋸筋を使っていると意識することはまずないと思いますが、実は腕を前に押し出したり、腕を高く持ち上げたりするときに、肩甲骨を前や外側に引き出してくれるという非常に重要な働きをしています。ボクサーがパンチを繰り出すときに強く働くため、別名ボクサー筋と呼ばれることもあります。

この筋肉がしっかり働くことで、肩甲骨は肋骨にピタッと安定してくっつきながら、滑らかに動くことができるのです。前鋸筋は、まさに肩甲骨を支える縁の下の力持ちと言えます。

前鋸筋がサボると、背中や肩に痛みが出る理由

しかし、長時間のパソコン作業やスマートフォンの操作などで猫背の姿勢が続いたり、日々の運動不足が重なったりすると、この前鋸筋がうまく働かなくなってしまいます。

前鋸筋がサボる状態になると、肩甲骨を肋骨にピタッと引きつけておく力が弱まるため、肩甲骨が背中側でフワフワと浮き上がって不安定になってしまいます。人間の体はとても賢いので、前鋸筋がサボって肩甲骨が不安定になると、今度は首や肩周りにある別の筋肉が「自分が代わりに肩甲骨を支えなければ」と過剰に頑張り始めてしまいます。

![デスクワーク中の男性とスマートフォン操作中の女性が、猫背により背中に痛みを感じている様子を描いたアメコミ風イラスト]https://boost-care.com/wp-content/uploads/2026/01/IMG_1555.png

これが、慢性的な肩こりや背中のガチガチとした張りの大きな原因の一つなのです。つまり、肩や背中が痛いからといって、その痛い部分だけをマッサージでほぐしても、サボっている前鋸筋を目覚めさせない限り、すぐにまた別の筋肉が過労状態に陥り、痛みがぶり返してしまうという悪循環を繰り返すことになります。

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ブーストケアが考える、肩甲骨と前鋸筋の正しい連動

無理に「胸を張る」「肩甲骨を寄せる」は逆効果?

姿勢を良くしよう、肩こりを解消しようとして、「とにかく胸を張って、肩甲骨をギュッと内側に寄せる」という意識を持っている方がいらっしゃいます。しかし、『ブーストケア』では、この無理に寄せる動きをあまり推奨していません。

なぜなら、前鋸筋がサボったままの状態で無理に背中の筋肉だけで肩甲骨を寄せようとすると、背中の筋肉がさらに極度の緊張状態に陥ってしまい、かえって痛みを引き起こす原因になるからです。肩甲骨は寄せることよりも、肋骨の上を滑らかに動くことの方がはるかに重要です。

そして、そのためには肩甲骨と前鋸筋がしっかりと連動し、一緒に働くことが不可欠なのです。過去に手術の経験がある方や、長年痛みを抱えている方は、無意識のうちに痛みをかばう癖がついており、この連動がうまく機能していないケースが非常に多く見受けられます。

理学療法士の視点で見直す、負担のない体の使い方

ブーストケア』では、理学療法士という国家資格を持つ専門家としての医学的な視点から、この筋肉の連動を非常に大切にしています。痛いところをただ強く揉んだり、無理に関節を鳴らしたりするようなことはいたしません。

まずは丁寧なカウンセリングとお体の状態確認を行い、お客様お一人おひとりの前鋸筋がしっかり働いているか、肩甲胸郭関節の動きがスムーズかを見極めます。その上で、筋肉が本来の正しい動きを取り戻せるように、優しいタッチの施術で体を整え、ご自身の力で無理なく動かせるようにパーソナルトレーニングを通じてサポートしていきます。

アメリカン・コミックス風のイラスト。カイロプラクティックの施術室で、男性が笑顔で背中を伸ばしており、その背中が半透明の解剖図になっていて、筋肉や骨格が見える。男性の吹き出しには「背中が動いて気持ちいい!」と書かれており、画面右下には「スムーズな肩甲骨の可動」と書かれた枠がある。

脳と筋肉をつなぎ直し、正しい体の使い方を思い出していただくことが、痛みを繰り返さない体づくりの近道だと考えているからです。一般的なジムでは痛みが不安で通えないという方でも、段階を追って丁寧にお手伝いいたしますのでご安心ください。

ふんわり軽い背中を取り戻すために

毎日の生活の中で、私たちは無意識に体に負担をかけてしまっています。特に雪道の歩行や寒さによる緊張が続く今の時期は、背中や肩の筋肉が悲鳴を上げやすい環境です。ずっと痛いから仕方がない、年だからと諦めてしまう前に、ご自身の肩甲骨と前鋸筋の連動を見直してみませんか。

一般的な整体やジムでの激しい運動には不安があるという方でも、『ブーストケア』では医学的な根拠に基づいた安心で安全なサポートをご提供しております。

慢性的な痛みや手術後の不安を抱えている方も、どうかお一人で悩まずに、まずは一度ご相談ください。ふんわりと軽く、痛みを気にせずに動かせる背中を取り戻すために、私たちが全力でお手伝いさせていただきます。ご相談やご予約は、便利なLINEからいつでもお気軽にご連絡ください。

皆様が少しでも心地よく、笑顔で毎日を過ごせるようになることを心より願っております。南平岸の店舗にて、いつでもお待ちしております。

この記事の監修・執筆者

小野寺 智亮(おのでら ともあき)

【保有資格】

  • 運動器認定理学療法士(理学療法士の上位約3.5%)
  • 理学療法士(国家資格)

【経歴・アプローチ】
理学療法士として総合病院で20年以上の臨床経験(延べ5万人以上)を持ち、

機能解剖学に基づいたアプローチで不調の根本改善へと導くスペシャリスト。
現在は札幌市豊平区にて、整体・コンディショニング・ボディメイクサロン「Boost Care(ブーストケア)」を運営。

【競技者としての実績】
現役のフィジーク選手として、自らもハードなトレーニングとボディメイクを実践している。

  • 2023年 ベストボディ・ジャパン函館大会 準グランプリ
  • 2024年 ベストボディ・ジャパン札幌大会 3位 ほか入賞多数
  • フルマラソン自己ベスト 3時間8分

【施設情報】
Boost Care(ブーストケア)
住所:札幌市豊平区平岸3条13丁目1-29 ネクステージュ南平岸603
アクセス:地下鉄南平岸駅から徒歩3分
駐車場:近隣の有料コインパーキングをご利用ください

▼ ご予約・お問い合わせはこちら(公式LINE)
https://lin.ee/kxBsB93

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