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2026年05月02日
【理学療法士解説】ふくらはぎ(下腿三頭筋)と足首の役割。お花見や春の運動で足裏が痛む理由/札幌市豊平区
桜咲く春、急に歩いて足裏やふくらはぎが痛くなっていませんか?

札幌もいよいよ桜が咲き誇り、本格的なお出かけシーズンがやってきましたね。冬の間は寒さやツルツル路面で外出を控えていた方も、お花見や春のポカポカ陽気に誘われて、スニーカーでお散歩やウォーキング、ランニングを楽しむ機会がグッと増えたのではないでしょうか。
しかし、急に歩く距離を伸ばした途端、「足の裏が痛い」「ふくらはぎがパンパンに張る」「歩き続けると膝が痛む」といった不調を感じていませんか?
私たちが地面を蹴って前に進むとき、あるいは地面に着地したときの衝撃を受け止めるとき、最も過酷な労働を強いられているのが足元です。その中でも、足関節(足首)とふくらはぎの筋肉である「下腿三頭筋(かたいさんとうきん)」は、体の全体重を支えながら、衝撃を吸収し、さらに前へと進む推進力を生み出すという、非常に重要な役割を担っています。
よく「ふくらはぎは第二の心臓」と呼ばれますが、理学療法士の視点から見ると、下腿三頭筋と足関節は体を守る「最強のサスペンション」でもあります。今回は、機能解剖学の視点からこの足元の仕組みを紐解き、春の運動再開時に足裏や膝の不調が起きやすいメカニズムを詳しく解説していきます。
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Contents
下腿三頭筋(ふくらはぎ)の解剖と2つの異なる役割
ふくらはぎの筋肉は、専門用語で「下腿三頭筋」と呼ばれます。三頭筋という名前の通り、この筋肉は大きく分けて「腓腹筋(ひふくきん)」という2つの頭を持つ筋肉と、その奥にある「ヒラメ筋」という筋肉の合計3つのパーツから構成されています。これらは最終的に一つにまとまり、体の中で最も強靭な腱である「アキレス腱」となって、かかとの骨に付着します。
同じふくらはぎの筋肉でありながら、腓腹筋とヒラメ筋はそれぞれ全く異なる役割を持っています。

爆発的なパワーを生み出す「腓腹筋」
腓腹筋は、ふくらはぎの一番表層にある筋肉で、ぽっこりと膨らんだ力こぶのようになっている部分です。この筋肉の最大の特徴は、膝の関節と足首の関節の両方をまたいで付着している「二関節筋」であるということです。
走る、ジャンプする、階段を駆け上がるといった、瞬発的で大きなパワーが必要な動作で大活躍します。膝を伸ばした状態でかかとをグッと持ち上げる(背伸びをする)ときに最も強く働きます。
持久力と姿勢保持の要である「ヒラメ筋」
一方、ヒラメ筋は腓腹筋の奥深くにある平らな筋肉です。腓腹筋とは異なり、膝の関節はまたがず、足首の関節だけをまたいで付着している「単関節筋」です。
ヒラメ筋は持久力に優れており、立っているときに体が前に倒れないように無意識にブレーキをかけ続けたり、長時間のウォーキングなどでジワジワと働き続けたりするのが得意な筋肉です。膝を曲げた状態でもしっかり働くため、歩行時の安定性に深く関わっています。
足関節(足首)の構造と足裏への過酷なリレー
下腿三頭筋がアキレス腱となって付着するかかとの骨から先には、複雑な足の骨の構造が待っています。足首の関節がスムーズに動くためには、すねの骨の間に足の骨がカチッと綺麗にはまり込む必要があります。
しかし、冬の間に運動不足だったり、雪道で足首を固めて歩くクセが抜けきっていなかったりすると、ふくらはぎの筋肉が硬く縮こまり、足首を上に反らす動きが極端に制限されてしまいます。いわゆる「足首が硬い」状態です。

かかとの骨の底面からは、足の指の付け根に向かって「足底筋膜(そくていきんまく)」という強靭な膜が張られています。実は、アキレス腱と足底筋膜はかかとの骨を介して一つのゴムバンドのように連動しています。ふくらはぎが硬くなってアキレス腱が引っ張られると、その張力は足底筋膜にも伝わり、足の裏が常にピンと張り詰めた状態になってしまうのです。
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ふくらはぎと足首が硬くなると起こる春先の不調

足首が硬い状態で春のお出かけやランニングに出かけると、体にはどのような問題が起こるのでしょうか。
足底筋膜炎(足の裏や、かかとの痛み)
ふくらはぎの硬さは足底筋膜に過剰なテンションをかけます。この状態で長時間歩いたり走ったりすると、足底筋膜がかかとの骨に付着している部分に微細な断裂や炎症が起こります。これが、朝の起き抜けの一歩目が激しく痛む「足底筋膜炎」のメカニズムです。ふくらはぎをケアせずに足裏だけをマッサージしても治りにくいのはこのためです。
衝撃吸収の低下による膝や腰へのダメージ
正常な歩行では、かかとから着地した瞬間に足首が適度に曲がり、ふくらはぎの筋肉が引き伸ばされながらブレーキをかけることで、地面からの衝撃を吸収しています。
しかし、足首が硬いとこの「サスペンション機能」が使えません。衝撃を足元で吸収しきれなくなるため、アスファルトからの突き上げダメージはダイレクトに膝の関節や腰へと伝わっていきます。春先にジョギングを始めてすぐに膝が痛くなる方は、実は足首の硬さが根本原因であるケースが非常に多いのです。
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根本から改善するブーストケアのアプローチ
「ふくらはぎが硬いなら、アキレス腱伸ばしをすればいいのでは?」と思われるかもしれませんが、長年かけて硬くなった筋肉や関節のズレは、単純なストレッチだけでは本来の機能を取り戻せないことが多々あります。
札幌市豊平区のブーストケアでは、機能解剖学に基づき、まずはあなたの足首が「なぜ硬くなっているのか」を徹底的に評価します。骨格の配列に問題があるのか、腓腹筋とヒラメ筋のどちらがより硬くなっているのかを見極めます。
その上で、徒手療法により足関節を構成する細かい骨の動きを滑らかにし、下腿三頭筋の緊張を安全に解いていきます。さらに、正しく足裏のアーチを使い、衝撃を逃がしながら歩くための体の使い方までしっかりとサポートいたします。
おわりに:足元を見直して春を思い切り楽しもう!
足関節と下腿三頭筋は、私たちの体を支える一番基礎となる土台です。せっかくの気持ちの良い季節に、足裏や膝の痛みを気にして外出を控えてしまうのは非常にもったいないことです。
足の裏の痛み、ふくらはぎの慢性的な疲労、そして歩くたびに響く膝や腰の痛みにお悩みの方は、ぜひ一度足元の状態に目を向けてみてください。ブーストケアで足首の柔軟性とふくらはぎの機能を取り戻し、桜が咲く春の街を軽快に歩ける体を取り戻しましょう。
この記事の監修・執筆者
小野寺 智亮(おのでら ともあき)

【保有資格】
- 運動器認定理学療法士(理学療法士の上位約3.5%)
- 理学療法士(国家資格)
【経歴・アプローチ】
理学療法士として総合病院で20年以上の臨床経験(延べ5万人以上)を持ち、機能解剖学に基づいたアプローチで不調の根本改善へと導くスペシャリスト。
現在は札幌市豊平区にて、整体・コンディショニング・ボディメイクサロン「Boost Care(ブーストケア)」を運営。
【競技者としての実績】
現役のフィジーク選手として、自らもハードなトレーニングとボディメイクを実践している。
- 2023年 ベストボディ・ジャパン函館大会 準グランプリ
- 2024年 ベストボディ・ジャパン札幌大会 3位 ほか入賞多数
- フルマラソン自己ベスト 3時間8分
【施設情報】
Boost Care(ブーストケア)
住所:札幌市豊平区平岸3条13丁目1-29 ネクステージュ南平岸603
アクセス:地下鉄南平岸駅から徒歩3分
駐車場:近隣の有料コインパーキングをご利用ください
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