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2026年10月06日

基礎知識 腰痛

【機能解剖学】多裂筋とは?なぜ腰痛が治らないのか。背骨を支える最深層インナーマッスルの秘密を理学療法士が徹底解説

 

デスクワークで長時間座ったあと、立ち上がろうとした瞬間に腰の奥がピキッと痛んで身体がすぐに伸びない。
朝起き上がる時に腰に嫌な違和感があり、洗面所で前かがみになったり靴下を履く姿勢がつらい。
病院のレントゲンやMRI検査では「骨には異常ありません、湿布と痛み止めで様子を見ましょう」と言われたけれど、一向に痛みが引かない。
整体やマッサージに通って腰を強く揉んでもらうと、その場では少し軽くなるものの、翌日にはまた重だるい痛みがぶり返してしまう。

このような、なかなか改善しない頑固な腰痛に悩まされていませんか?

実は、マッサージで揉まれる表面の筋肉をいくらほぐしても、腰痛の根本原因は解決しません。
あなたの背骨の最深部で、骨と骨をミリ単位でつなぎ留めている重要なインナーマッスル――「多裂筋(たれつきん)」が眠ってしまい、背骨を支えられなくなっている可能性が非常に高いのです。

今回は、運動器認定理学療法士の視点から、多裂筋の機能解剖学的なメカニズムと、なぜ多裂筋が働かないと腰痛が治らないのか、そして再発を防ぐための根本改善アプローチを分かりやすく徹底解説します。

多裂筋が機能低下すると腰痛が治らない解剖学的メカニズム

背骨(脊柱)は、小さな椎骨がいくつも積み重なってできたデリケートな構造物です。
この背骨を安定させるため、身体には何層もの筋肉が存在しますが、その最深層で背骨に直接付着しているのが「多裂筋」です。

多裂筋の構造と決定的な役割

多裂筋は頸椎から仙骨にかけて背骨のキワを走行しており、特に腰椎エリアで最も分厚く発達しています。仙骨や各腰椎の横突起から起始し、2〜4つ上の椎骨の棘突起に向かって斜め上に伸びて付着しています。

背中の筋肉には、大きく分けて2つの役割があります:
① 表層のアウターマッスル(脊柱起立筋・最長筋など):背骨全体を力強く反らす・曲げる大きなパワーを発揮する。
② 深層のインナーマッスル(多裂筋):背骨の一つひとつの関節(椎間関節)を固定し、グラつきを防ぐ「分節的安定化」を担う。

アウターマッスルが「建物の大きな柱」だとすれば、多裂筋は「柱同士を繋ぐボルトや耐震ダンパー」です。
腕や脚を動かそうとする際、脳からの指令によってアウターマッスルよりもコンマ数秒早く多裂筋が先行して収縮し、背骨を固めて土台を作ります(先行随伴性姿勢調節:APA)。

急性腰痛で多裂筋は「萎縮」し、自然には戻らない

医学研究において、腰痛と多裂筋には重大な事実が判明しています。
ぎっくり腰などの急性腰痛を起こすと、わずか24時間以内に痛めた側の多裂筋が急激に活動を停止し、筋肉の萎縮(細くなる現象)が始まります。

さらに深刻なのは、「痛みが引いても、萎縮した多裂筋は自然には回復しない」という点です。
痛みが消えたから治ったと思い込んで放置すると、ボルトが緩んだグラグラの背骨のまま生活することになります。
緩んだ背骨を無理やり支えようとして表面の脊柱起立筋がカチカチに力み、椎間板や神経に過剰な圧迫ストレスがかかり続けます。これが「ぎっくり腰が癖になる」「慢性腰痛が何年も治らない」最大の原因です。

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一般の方がやってしまいがちな「NG動作」

腰が痛いときに良かれと思ってやってしまいがちなNG動作があります:
① 背中を丸めて強く引っ張る前屈ストレッチ(弱った多裂筋を過度に伸ばし、椎間板ヘルニアを誘発する恐れ)
② マッサージガンやボールで痛む腰の奥を力任せに押す(防御性収縮で筋肉がさらに硬直する)
③ コルセットを常に巻きっぱなしにする(外部固定に頼り、多裂筋の自立的な働きがさらに失われる)

腰に負担をかける3つのNG行動を描いたアメコミ風のイラスト。左から「1:過度な前屈」(無理に前屈みになる姿勢)、「2:強すぎ」(マッサージガンを腰に強く当てすぎる)、「3:つけっぱなし」(腰痛コルセットを長時間着けたままにする)の様子が、それぞれ赤いバツ印と共に描かれている。

痛む部位と真の原因部位の連動性(胸椎・股関節・腹圧)

多裂筋が機能しなくなる背景には、全身の関節の連動性の破綻があります。
本来、「胸椎」と「股関節」がしなやかに動き、「腰椎」は安定を保つのが正しい身体の設計です。
しかし、長時間の座り姿勢で胸椎が固まり、股関節やお尻(大臀筋)が使えなくなると、その代償として腰椎が過剰に動かされ、多裂筋に限界を超えた負担がかかります。

さらに、多裂筋はお腹のインナーマッスル(腹横筋・横隔膜・骨盤底筋群)とともに「腹圧(天然のコルセット)」を形成しています。お腹と背中の深層筋が連動して初めて、腰椎は全方位から保護されるのです。

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札幌市豊平区のブーストケアが提案する多裂筋と腰痛の根本改善アプローチ

一度サボってしまった多裂筋は、単に腰を揉んだり、がむしゃらに筋トレをしても復活しません。
表面のアウターマッスルを脱力させ、多裂筋だけを狙って呼び覚ます「モーターコントロール(運動再学習)」が必要です。
札幌市豊平区・南平岸の整体・コンディショニングサロン「Boost Care(ブーストケア)」では、運動器認定理学療法士が以下の3段階でアプローチします。

① 多裂筋萎縮レベルと全身連動性の精密評価:どの腰椎レベルの多裂筋が低下しているかを触診・動作テストで厳密に評価し、胸椎や仙腸関節、股関節の連動性をチェック。
② 徒手療法による関節モビライゼーション:硬化したアウターマッスルの緊張を解き、固まった胸椎や仙腸関節の動きを徒手操作で改善。多裂筋が正常に収縮できる骨格環境を取り戻します。
③ 多裂筋の選択的モーターコントロール・エクササイズ:フィジーク選手としての身体操作知見と理学療法技術を融合し、代償動作のない精密なエクササイズをマンツーマンで指導。脳と多裂筋の神経伝達を再構築し、動いてもぶれない腰を作ります。

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お客様の喜びの声:多裂筋の再活性化で長年の腰痛を克服された事例

【40代男性・デスクワーク兼ジムトレーニー(札幌市在住)】
「半年以上前からデスクワーク後に立ち上がる際、腰とお尻の奥がズキッと痛み、趣味のデッドリフトでも違和感がありました。病院では異常なしと言われ、マッサージも気休め程度。
ブーストケアの小野寺さんに診てもらうと、『腰椎の多裂筋が使えておらず、胸椎の硬さを腰で代償している』と指摘されました。
胸椎の可動性を引き出してもらい、寝ながら行う微細な多裂筋トレーニングを教わったところ、立ち上がる際の腰の軽さに感動。セルフケアを2週間継続して立ち上がり痛が完全に消失し、今では腰の不安なく筋トレを楽しめています!」

多裂筋と腰痛に関するよくある質問(Q&A)

① 多裂筋を鍛えるためにプランクや上体起こしをすればいいですか?
プランクなどの強い種目では表面のアウターマッスルが優位に働き、多裂筋はかえってサボってしまいます。負荷をかけずに背骨をミリ単位でコントロールする低負荷のエクササイズから始めることが必須です。

② ぎっくり腰の直後でも施術や多裂筋の運動は受けられますか?
激痛の直後は安静が第一ですが、動けるようになったら早期に専門的アプローチを開始することが再発予防の鍵です。痛みが引いた直後に多裂筋の感覚を取り戻すことで、再発のループを確実に断ち切ることができます。

③ 普段の生活で多裂筋を衰えさせないための注意点は?
背中を丸めて座る「仙骨座り」を避けることです。背中が丸まると多裂筋はずっと伸ばされたまま筋力が低下します。骨盤を立てて座骨で座り、30分に1度は立ち上がって姿勢をリセットしましょう。

まとめ:腰痛の根本原因「多裂筋」を目覚めさせ、不安のない毎日を取り戻しましょう

腰痛は「痛い場所をもみほぐす」だけでは決して根本解決しません。
背骨を最深部で支える耐震ダンパー「多裂筋」を目覚めさせ、胸椎や股関節との連動性を取り戻すことこそが、痛みをぶり返さない唯一の道です。

湿布や痛み止めを手放したい方、腰の不安なく仕事や趣味に打ち込みたい方は、ぜひブーストケアにご相談ください。
運動器認定理学療法士が、医学的根拠に基づいてあなたの身体を根本からサポートします。

📌 料金案内はこちら
ブーストケアの料金とメニュー
(※初回限定お試しコースや詳細な施術プランをご確認いただけます)


この記事の監修・執筆者

小野寺 智亮(おのでら ともあき)

腰の施術をする写真
  • 運動器認定理学療法士(理学療法士の上位約3.5%)
  • 理学療法士(国家資格)

理学療法士として総合病院で20年以上の臨床経験(延べ5万人以上)を持ち、機能解剖学に基づいたアプローチで不調の根本改善へと導くスペシャリスト。

  • 2023年 ベストボディ・ジャパン函館大会 準グランプリ
  • 2024年 ベストボディ・ジャパン札幌大会 3位 ほか入賞多数
  • フルマラソン自己ベスト 3時間8分

【店舗情報】
整体・コンディショニング・ボディメイクサロン ブーストケア

  • 代表:小野寺
  • 住所:〒062-0933 札幌市豊平区平岸3条13丁目1-29 ネクステージュ南平岸603号室
  • アクセス:地下鉄南北線「南平岸駅」徒歩3分(※駐車場は近隣の有料パーキングをご利用ください)
  • ご予約・お問い合わせ:
  • 公式LINE
  • 電話番号:090-5843-0861

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